上級金融投資の不動産投資信託REIT

REIT投資のデメリット

REIT投資のデメリットの第一は価格の変動リスクです。しかしながら、これはREITに限らず株式投資等、あらゆる金融投資に言えることですし、価格の変動があるからこそ、儲けが出る可能性もあるわけなので、織り込み済みと言える要素です。他の投資信託と同じく元本割れをするリスクは常にありますし、注入した資金が多ければ多いほど、損も大きくなる可能性があります。

他のデメリットは、REITでのお金の動きの分かりにくさにあります。REITの基本的な運用の理論は簡単です。代表運用者が投資家から資金を募って不動産を購入し、その不動産で賃貸経営を行い、賃料収入を得て、利益を投資家に分配するというものです。しかしながら、例えば、代表運用者がREITで集めたお金で不動産を買う際に、どこから買うのかといえば、その土地と建物を管理している不動産会社です。また、不動産会社が直接的に所有していればいいのですが、土地や建物の管理をオーナーが不動産会社に委託しているという場合もあります。そして、当然ですが、売る方は高く売りたいですし、買いたい方は安く買いたいという双方の思惑が一致しないという問題があります。REITの運用の中に、色んな立場から利益の相反が起きるわけです。

また、スムーズに運用会社が不動産を購入することができ、いざ賃貸経営を始めたとしても、その経営が上手くいかなければ利益は出ません。そこを見極める手腕も投資家には必要なのですが、正直、この部分はなかなか投資家の立場からは見えにくいという点があります。ですから、いくらその不動産の魅力を見極めることができても、代表運用会社がいわゆる株主総会のような定期的な情報公開を行わない場合は、いつ資金を引き揚げてリスク回避行動を取ればいいのかといった重要なタイミングを逸してしまう場合があります。